2018年モデル 250EXC TPI SIXDAYS勝手にインプレッション!
世界最高峰の2サイクルエンデューロモデルがインジェクション化されかなり注目度が高いですが、まだまだ日本国内には数十台しか輸入されていません!
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今年はヨーロッパ市場での人気高の影響もあり日本国内への輸入がかなり遅くなり、試乗会もほとんど開催がなく「どんな感じなの?」というお問い合わせが良くあります。
そしてインジェクションの初期モデルをいうことでトラブルを気にして敬遠されている方もいらっしゃいます。
今年は当店は250EXC TPI SIXDAYSは3台しか入荷がありません(それでも入ってきているほうらしいです)が既に2台はご成約されているためラスト一台です。今のところ追加の輸入の予定がたっていないため、これがなくなると2019年モデル待ちとなります。
そんな状況ですが、ちょっと乗ってみたので勝手にインプレです!あくまで参考までにどうぞ!
まずは外観ですが装備関係はオイルの注入口がフレームについたのとオイル量の警告ランプがついたくらいでその他は2017MYから大きな変更はありません。
エアクリーナーボックスのところの「6DAYS」の柄のところが熱転写で素材にプリントされているのでレースに出られる方はそのままナンバリングがはれないので、レース用に無地の左右のエアクリーナーボックスカバーの購入がおすすめです!
エンジンですがアイドリング調整は付いているのでお好みでアイドリングの高さを調整できます。
エンジンの振動は2017年モデルで劇的に軽減されているので今年のモデルも250ccの2サイクルとは思えない低振動です!
パワーの曲線的には当初プレス向けに発表されていたデータでは、ほぼ2017年モデルと近い感じでしたが、実際に乗ってみるとパワーの出方は2017年モデルよりもはるかにスムーズに感じます!
マップスイッチは2017年モデルまではキャブレターだったので点火のタイミングでマップの違いがある程度だったので、体感があまりないと言う意見も多く、スタンダードモデルはマップセレクターが標準装備でなかったため、付けない人が多かったですが、250EXC TPIのマップセレクターはインジェクション化の恩恵かと思いますが、明らかに特性の切り替えができています!
アグレッシブなモードでは低回転からしっかりトルクフルな感じですが、マイルドな方のモードは、もちろん開けていけばしっかりパワーは出てくるのですが125XC-Wや150XC-Wの様な開けやすさのあるマイルドな特性です。
2ストのパワーに慣れるまでの間にこのモードが使いやすいのはもちろんですが、マディなコンディションで急加速でタイヤが空転しすぎるような状況でマイルドなモードがかなり活かせるのではないかとおもいます!
2018年モデルの250EXC TPIはマップセレクター必需品です!絶対買ってください!
もちろん4サイクルは4サイクルの良さがあるのでお好みによりけりだと思いますが、今まではビギナーの方が初のレーサーを買われる時は4ストか150XC-Wあたりをオススメしてきましたが、これだけマップセレクターでマイルドにできるなら250EXC TPIはビギナーの方にもオススメできます!
ビギナーの方にオススメできる点としてはキャブレターのように標高や季節ごとのセッティングが要らなくなったというところもあります。
レーサーのキャブレターはベストなコンディションにするためには基本的には季節や標高に応じてジェットやニードルの交換・設定が必要でした。
ですので気候や標高が変わったりで調子が変わったりするので、レースでスキー場などに行くとしっかり家で絶好調にしてきたはずが、標高が変わったり朝晩の寒暖差の影響が出てレース前に不調になりキャブ調整をしなくてはならなかったり、なんてことがありましたがインジェクションなので、しっかり暖気させればその辺りはコンピューターがやってくれるので、その他の事に集中できます。
メカに自身のない方でもこれなら安心です!
サスペンションやブレーキ関係に関しては2017年でのフルモデルチェンジで高評価の物がそのまま継承されています。
「インジェクション初期もでるだから・・・」と迷われている方は是非買ってください!
すでにヨーロッパで発売されてからそこそこ時間が経っておりすでに様々なレースで実績がでています!
さらにご存知のとおり、KTMのオフ車はモデルチェンジがかなり速いので待っていると熟成されたころには次のモデルのうわさが出てくるので、最新モデルに乗るべしです!!
勝手なことばっかり言ってますが、試乗車を作れたら一番良いんですが、台数が足りていないのでご容赦ください(ペコリ)